カーネーションと結婚式
小さな頃から母は道に咲いている花や
公園の花壇、お花畑のお花をみて
『キレイだね~』と
うっとりした顔で言っていたのを思い出す。
特に思い出に残っているのは
母の日に渡したカーネーション。
小学2年生の時、
お花の値段なんて知らない私は
お小遣いを握りしめて
近くのスーパーへ行ったら、
花束を買うつもりで行ったのに
お金が足りず、1本しか買えなかった
カーネーション。
残念に思いながら、家に帰り
1輪のカーネーションを渡すと、
満面の笑みで、
『とってもキレイ!!ありがとう!!』
そう言って、大きな花束でももらったかのように
とっても喜んでくれた母。
そんな母を見て、私もとってもとっても
嬉しかったこと。
今でもカーネーションを見ると思い出す。
今日は、あの時渡せなかった
カーネーションの花束を渡そう。
母の最高の笑顔を見られるように。
お母さん、大切に育ててくれてありがとう。