街で出会った結婚式
つい先日、1年ぶりに帰国した友人に会いにいったときのこと
おしゃべりをしながらぶらぶら散歩をしていたとき、結婚式会場の前を通った
坂の上に こじんまりしているが眺めのよいテラスがあるこの会場
ご近所さんが日々の暮らしで利用する小道に面していて
テラスの様子がよく見える
ちょうど テラスには
ロイヤルブルーのサッシュベルトがよく似合っている花嫁さんと
ゲストが思い思いにお話をしながら楽しんでいた
全く知らないカップルの結婚式でも
微笑ましく 温かい気持ちになれるのは職業柄なのかな。。。と思っていると
突然 ひまわりの花束を持ちあらわれた花婿さん
もう一方の手には 恥ずかしそうにしている 小さなお子さんの手がつながれている
花嫁の前までやってきた花婿は
「太陽が動くにあわせて 自ずと花の向きを変える ひまわりのように
僕はあなたとこの子の方を一生向き続け幸せにします 」
と プロポーズの言葉とともに 花束を手渡すと同時に
大きな拍手と歓声があがっていた
私たちも思わず拍手をおくっている
「みんな ありがとう!」
そう言って 花婿さんが 私たちにも手を振ってくれた
偶然 居合わせた私たち
顔も名前も知らない者同士が ほんのわずかな時間を共有しただけで
あたたかくて Happyな気分になれる
誰かを幸せにしたいと強く想う気持ちは 周りをも幸せにする
それが 見ず知らずのものでも
結婚式ってそういうものかもしれない