彼女の笑顔
私には小さな頃から腐れ縁の友達がいる
出会ったのは小学校5年生の時
彼女が隣町から転校してきた
私も転校生だったのもあり、すぐに彼女と仲良くなった
お互いバスケットをやっていたから
スポーツ刈りだった私たちは
よく近所のおばさま方かた男の子に間違えられた
中学生になると思春期が来て
顔のかわいい恋愛体質だった彼女とスポーツまっしぐらな私の間には
ちょっとずつ距離ができた
高校生になると
違う学校に通うようになり連絡をとることもなくなった
そんな私たちが再会したのは、もう社会人になった頃
突然届いた彼女からのfacebookのメッセンジャー
「元気?」
送られてきたたった3文字から
私たちは、今まで離れていたのがウソのように
親密さを取り戻した
気が付けばあれから7年
お互いいい大人だ
彼女にもついに最愛の人ができ
明日は彼女の結婚式
なんとなく、小さかった頃の私たちの写真を見返した
そこにはいつも笑顔の私と彼女
私は彼女のかわいい笑顔に何度救われただろう
そんなことを思っていたら涙が溢れてきた
明日はあの頃の変わらない笑顔で
彼女とふたりで写真を撮ろう
彼女の幸せを願いながら…
La Blanche Maison