おふたりの巡りあわせ
物事には全て意味があり
起りうることが決まってるという
つまりは ”運命”ってこと
昔 レストランでサービスマンとして
働いていた頃
お客様のジャケットに
ドリンクをかけてしまったことがあった
「 お客様、大変申し訳ございません。
一度 ジャケットをお預かりさせて頂いても
宜しいでしょうか。。。 」
僕は大変なことをしてしまったと
必死に汚れを落とそうとするのだが
汚れは落ちることもなく
クリーニングをしてお返しをしたいと
男性に伝えると
それは結構と断られてしまった
いや、そういうわけにはいきません。と
なんとお詫びをしていいか分からずにいると
「 これはね 妻が結婚記念日のお祝いで
僕にプレゼントをしてくれた ジャケットなんだよ」
そんな大事なジャケットを。。
僕は なんてことをしてしまったんだ。。
申し訳ない気持ちでいっぱいで
後悔が押し寄せる
すると 男性は
「 このジャケットが汚れることは
僕が妻と結婚をしたときから決まっていたことなんだ。
もし 君が 後悔を感じているのであれば
私は妻と 結婚しなければ良かったことになる。
だから 君は何にも悪くないんだ。
そうだろう? 」
なんという考え方をお持ちの
お客様なのだろう。。
ただ ただ
感謝をすることしか出来なかった
物事には全て意味があり
起りうることが決まっているという
人と人との繋がりだったり
うまくいかなくて つらい時 苦しい時
神さまは 乗り越えられない壁は与えない
人は乗り越えられる力を 持っているからこそ
今が与えられているのでしょう
もしも くじけそうになった時は
思い出してほしい
みんなの笑顔と
あの日の 記憶を
La Blanche Maison